世界最大級のロボット展「iREX2025」が開幕 最先端技術が一堂に集結
【東京・ビッグサイト】2025年12月3日、世界最大規模のロボット展示会「2025国際ロボット展(iREX2025)」が東京ビッグサイトで開幕した。期間は12月6日までの4日間。製造、物流、医療、生活支援など、さまざまな分野で活躍する最新のロボット技術が披露されている。
業界注目の最新技術が集結
「iREX」は1974年から続く国際ロボット展で、今回で26回目。主催は日本ロボット工業会と日刊工業新聞社。国内外のロボットメーカーやスタートアップ、大学研究機関など約600社以上が出展しており、来場者は10万人以上が見込まれている。
展示会のテーマは「ロボティクスがもたらす持続可能な社会」。人口減少や高齢化、労働力不足といった社会課題を背景に、ロボット技術の役割は年々拡大。今展でも、人と協働できる産業ロボットや、自律移動型の清掃・警備ロボット、AIを活用した生活支援ロボットなどが数多く出展されている。
主な注目展示
ファナック、安川電機:最新の高速・省電力な産業用ロボットを披露。
ソフトバンクロボティクス:人と自然に会話できる受付・案内ロボットをデモ。
スタートアップ各社:介護・医療現場での実証実験済みの実用機を多数公開。
AI・生成AIブース:ChatGPTなど生成AIと連携したロボット制御システムの紹介も。
会場はビジネスマッチングの場にも
企業関係者や自治体、教育機関などから多くの来場があり、各ブースでは商談や情報交換が活発に行われている。来場者の一人は「ロボットがここまで進化しているとは驚き。実務導入のヒントが多く得られた」と語った。
オンラインでも開催中
会場での展示に加えて、11月19日からはオンライン展示も実施。出展企業の紹介動画やセミナー配信などを通じ、全国・海外からも情報を得られる仕組みとなっている。
開催概要
会期(リアル):2025年12月3日(水)〜6日(土)
会場:東京ビッグサイト 東展示棟
入場料:無料(事前登録制)
主催:一般社団法人 日本ロボット工業会/日刊工業新聞社
公式サイト:https://irex.nikkan.co.jp/
